R-1ヨーグルトの培養はできる?乳酸菌以外の菌

R-1ヨーグルトの培養はできる?

R-1ヨーグルトは値段が高いので
「自分で作ればいいんじゃね?」
と思っている人が結構います。

 

 

実際R-1ヨーグルトを種菌にしてヨーグルトを作ることは可能です。
でもそれがR-1ヨーグルトなのかというと、かなり疑問に思います。

 

 

 

つまりR-1ヨーグルトを種菌にしてヨーグルトを作ることは可能なんですよ。
でもそれがR-1ヨーグルトと言い切れない理由があるわけです。

 

 

明治のほうも簡単にR-1ヨーグルトが作れるのなら、こんな製品売らないというか。
商売が成り立たないでしょ。

 

でも、そんなことは簡単にできないというか。
リスクがあることだから、黙認しているのだと思います。
要は自己責任でやらないといけないわけですね。

 

 

R-1ヨーグルトを購入して、それをどう使おうが自由です。
でもR-1ヨーグルトの1073R-1乳酸菌を簡単に増やせるとは明治のほうも思っていないでしょ。

 

それがなぜかというと、この空気中というか、世の中には無数の菌がいて。
1073R-1乳酸菌だけを含むというのは、かなり無理に近いからです。

 

そもそもR-1ヨーグルトという製品自体、使っているのは1073R-1乳酸菌だとされていても。
他にもいろいろ菌が紛れ込んでしまっていると思いますよ。

 

 

 

 

 

ヨーグルトができない死菌でもできた説

自分がR-1ヨーグルトの培養が無理だと思う理由として。

 

【死菌の乳酸菌を種菌にしてヨーグルトができた】
なんて言っている人がいたので、もうその時点で無理だと思いました。

 

 

たしかにR-1ヨーグルトの乳酸菌は生きています。
でも別の製品で、その製品に配合されている乳酸菌が死菌と知らず、それを種菌としてヨーグルトを作っている人がいました。

 

すると、その人がいうには
「ヨーグルトができました」
なんて言っていたわけです。

 

 

死菌となった乳酸菌はもちろん発酵することはできませんから。
理屈で言えば
「ヨーグルトはできませんでした」
という結果になるはずなんです。

 

それが
「やわらかいですが、ヨーグルトができました」
という結果になっていたわけです。
ありえない結果になったわけですね。

 

 

死菌となった乳酸菌を使ってヨーグルトができたというのは
【他の雑菌が入って、それによって固まった】
と考えるのが妥当だと思います。

 

その雑菌が良い菌なのか、悪い菌なのかはわかりませんよ。
だから、そのヨーグルトが危険なわけでもないと思います。
でもリスクはあるでしょ。
危険な菌である可能性もあるわけですから。

 

 

少なくとも、死菌の乳酸菌でもヨーグルトができたというのを聞いて、自分は
「生きた乳酸菌がなくても、紛れ込んだ菌でもヨーグルトはできうるんだな」
というのを思いました。

 

まぁ、じゃないと食べ物って腐らないですよね。
菌によってカビやらいろいろできて、食べれなくなるわけですからね…。
冷凍庫に入れると、食べ物が長持ちするのは菌の関係なわけですね…。

 

 

つまりR-1ヨーグルトを自分で作っている人は、リスクあることをしているわけです。
本人としては
「R-1ヨーグルトをやすあがりで作ってやったぜー!」
な感じかもしれませんが。

 

それは単に、雑菌によってできたヨーグルトができているだけかもしれません。
簡単にいえば、牛乳にR-1ヨーグルトを溶かしたものを食べているだけって感じかな。

 

たしかに少しは1073R-1乳酸菌が増えているかもしれません。
でもそれ以上に雑菌が入り込んで、それが増えている危険があるってわけですね。

 

 

うーん、なんていうの?
どんなに掃除をしっかりしている家庭でも、食べ物って開封してしまったら
「あ、やっぱり食べるのやめた!」
とすぐに密封しても、そこには菌が紛れ込んでしまっていると思うんです。

 

だから開封したら一瞬だったとしても、やっぱり他の菌が付着してしまうと思うんですよねぇ。

 

 

 

 

 

真実は謎

ただ実際のところ真実は謎です。

 

そもそも、カスピ海ヨーグルトも植え継ぎをするときは、できあがりのヨーグルトの中央上部のものを。
最初のうちに確保して、それをきれいなケースに保管しますよね。
それも雑菌がつかないためにやることかと思います。

 

 

でもそのカスピ海ヨーグルトでさえも、市販のものでは植え継ぎ不可能というかな。
種菌用ではないということが書かれています。

 

 

 

つまりカスピ海ヨーグルトを作りたいのなら、カスピ海ヨーグルトの種菌用の製品を買わないといけないわけですね。

 

 

もし自分でヨーグルトを作っている人なら
「そんな種菌を買わないで、スーパーで売っているカスピ海ヨーグルトを買って、それを使えばいいじゃん」
なんて思う人もいるかもしれませんが。

 

やっぱりできあがったヨーグルトを種菌にするというのは。
他にいろいろと雑菌が入るので、無理があるわけですね。

 

カスピ海ヨーグルトのパッケージには
「菌が弱りうまくできない可能性がある」
と書かれていますけど。

 

 

そしてそれをなんどもなんども繰り返していると、より雑菌が増えていき。
目的として培養しようとしている乳酸菌は薄くなっていってしまうわけです。

 

 

ただ物事は考えようです。
もしR-1ヨーグルトを培養しようとして、その途中で紛れ込んだ雑菌。
この雑菌が1073R-1乳酸菌より優れた菌な可能性だって0ではないです。

 

まさにミラクルですね。
たまたま腐らせたら
「あれ?腐っているから腹を壊すと思っていたのに、これって腐ったほうが健康にいいのでは?」
な結果になるうる可能性もあるわけですね。

 

 

発酵というのは、腐らせると同じことというか。
単に良い菌を増やす、腐るというのは悪い菌が増えるということです。

 

でも、なんていうの?
自分でヨーグルトを作ろうとして、そのときにたまたま入った菌が悪い菌だとは断言できないというかな。

 

だから、まぁ、なんていうの?
R-1ヨーグルトを培養しようとしてできたものが、それがR-1ヨーグルトより劣るとも言い切れない気がします。

 

でもそれは本当にミラクルな気がしますし。
R-1ヨーグルトとは別物ですよねぇ。

 

 

うまくいえませんけど。
自分はバヤリースのオレンジがちょっと濃いので、水で少し薄めるんですよね。

 

 

あ、違うわ。
オレンジではなくリンゴのほうだっけかな。
リンゴのほうが甘さがきつかったんだっけかな。
まぁどっちも薄めていた気がしますけど。

 

 

で、バヤリースを水を入れてちょっと薄めて
「自分的にはこっちの味のほうが好みだし、量も増えてラッキー」
と思っても、それはやっぱりメーカーのほうからしたら
「購入したものをどうしようと自由だから別にいいです」
って感じだと思うんです。

 

でもそれを自分が
「バヤリースを増やすのに成功!」
とか言ったら、それはバヤリースではないと思うんですよね。

 

 

なのでR-1ヨーグルトを種菌にして、R-1ヨーグルトを増やそうとするのは。
それはR-1ヨーグルトではない別物のヨーグルトだと言えます。

 

それは味がどうこうではなく、乳酸菌の点でもそうなるわけですね。
簡単にいえば、R-1ヨーグルトをケンタッキーのチキンにかければ
「R-1ヨーグルトの効果があるケンタッキーが完成!」
とはならないでしょ。
それは単に、ケンタッキーにR-1ヨーグルトをかけて食べているだけですよね。

 

 

そういうことをしてもメーカーはなにも言わないというか。
「購入したものをどう使おうが、購入した人の自由」
って感じなわけで。

 

明治としてはR-1ヨーグルトの培養なんて、一般人には無理と思っているというか。
そもそもヨーグルトは生乳に種菌を入れて発酵して作っていますけど。
R-1ヨーグルトの原材料をみれば、いろいろと使われているでしょ。

 

その時点でいろいろ無理があると思うんですけどねぇ。
R-1ヨーグルトが生乳と乳酸菌だけで作られているのなら、まだ期待ができますけど。

 

R-1ヨーグルトって基本甘いですよね。
砂糖0タイプがありますけど、それでも人工甘味料で甘いですから。

 

 

いろいろな原材料が使われているヨーグルトから、乳酸菌だけを培養するっていうのは難しいと思うんですけどねぇ。

 

世の中には人由来の乳酸菌なんていうものもありますけど。
それは人のうんちからとれる乳酸菌を培養したものであって。
別にうんちを使ってヨーグルトを作っているわけではないですからね…。