インフルエンザヨーグルトと過大広告

ヨーグルトでインフルエンザ対策は過大広告?

最近はヨーグルトでインフルエンザ対策ができるといろいろな人が言っています。

 

 

でもこれは、あくまでそういうことを言っている一般の人がいるだけです。

 

メーカー側はヨーグルトでインフルエンザ対策ができるとは言っていない

 

です。
ここを勘違いしている人が多いように感じます。

 

 

たとえばメーカー側はR-1ヨーグルトがインフルエンザ対策になるとはその製品ページをみてもどこにも書いていません。

 

 

R-1ヨーグルトのパッケージをみても

 

強さひきだす乳酸菌

 

と書かれているだけで、パッケージにインフルエンザという言葉はどこにも見当たりません。

 

【明治のR-1ヨーグルト製品ページはこちら】
明治R-1ヨーグルト

 

これは薬事法の関係があるからです。

 

薬事法の関係で、製品にいろいろな効能を書くときは国からの認定が必要なんです。
トクホやら医薬部外品はそういった製品の効能を明記するために必要なんです。

 

逆にいえば、ヨーグルトはあくまでも食品であり一部のヨーグルトはトクホですが、トクホでも限られた効能しか明記できないわけです。
明治ブルガリアヨーグルトはトクホですが、「おなかの調子を整える効果」としか書かれていません。

 

 

トクホのヨーグルトのたいていが、「おなかの調子を整える効果」ぐらいしか明記されていません。
他の効果を明記するためには、トクホでは足りないのかもしれません。

 

 

 

乳酸菌がインフルエンザに効果がある

なぜヨーグルトにいろいろな効果があると多くの人が思っているのか?

 

これはヨーグルトには乳酸菌が配合されていて
乳酸菌の研究結果はメーカー側はいろいろ発表している
からです。

 

 

多くの人はそこを間違えているんです。
ヨーグルトに効果があるのではなく、乳酸菌に効果があるんです。

 

ヨーグルトに乳酸菌が配合されているから同じことだといえばたしかにそのとおりです。
でも、牛乳を例にだすと牛乳に含まれているカルシウムは骨を強くする効果があります。

 

でも牛乳とカルシウムは別物ですよね。
もしカルシウムを配合していない牛乳に似たようなものがあったのなら、それは骨を強くする効果は期待できません。

 

 

ヨーグルトは製品ですが、乳酸菌はあくまでもヨーグルトに配合されているものです。
乳酸菌の効果を紹介することは薬事法の影響をうけません。

 

なので、乳酸菌の紹介になると
「インフルエンザによい」
「花粉症によい」
と紹介されているわけです。

 

乳酸菌の研究結果でインフルエンザ防御効果があったことが
メーカー側から正式に発表されているわけですね。

 

 

乳酸菌は腸内環境を整えます。
腸は免疫細胞を作り出す器官なんです。
腸が健康になることで、NK細胞も活性化して、インフルエンザウイルスをやつけてくれます。

 

用は腸内環境を整えればいいんです。
腸内環境を整える食べ物に、乳酸菌を配合したヨーグルトが身近な食品としてあるわけですね。
だからヨーグルトでインフルエンザ対策なんていわれているのだと思います。

 

 

 

 

 

R-1ヨーグルトの効果ではなく、R-1乳酸菌の効果

R-1ヨーグルトをインフルエンザに効果があるとはメーカー側は絶対いわないです。

 

1073R-1乳酸菌がインフルエンザに効果があるという研究結果の発表は
いろいろなところに書かれている
と思います。

 

乳酸菌は製品ではなく、あくまでも菌だからです。

 

 

ヨーグルト⇒インフルエンザに効果がある、とは発表していない
乳酸菌⇒インフルエンザに効果がある、とメーカー側は発表している

 

わけです。

 

 

なので、ヨーグルトでのインフルエンザ対策というのは過大広告というよりは

 

一般の人たちが、過大な効果があると感じているに過ぎない

 

ところがあると思います。

 

ヨーグルトという製品をインフルエンザに効果があると、メーカー側がいうことはありえないです。
そうとう小さなメーカーなら、薬事法を忘れてそういうこともあるかもしれませんが。

 

 

もちろん、その人たちから言えば
「乳酸菌が配合されているヨーグルトを食べたのだから
勘違いするようなことを言っている時点でメーカーが悪い!」

というかもしれません。

 

でも実際のところヨーグルトでインフルエンザ対策ができると言っているのは
メーカー以外の一般の人たちの口コミや体験談でしかないわけです。

 

 

 

ヨーグルトの効果は口コミや体験談でしかない

もちろんヨーグルトの効果を紹介する人は医者であったりもします。
でも医者になると、特定のヨーグルトの名前をあげて効果を紹介することはないはずです。

 

あくまでもヨーグルトという食べ物についての効果を紹介するはずです。

 

 

医者がヨーグルトがインフルエンザによいと考えているのなら、医者が
「ヨーグルトでインフルエンザ対策ができます」
ということもあると思います。

 

 

一般の人たちのヨーグルトを食べた口コミや体験談をみてそれを信じた人たちが、実際にヨーグルトの効果を期待して食べる。
でも効果があらわれなくて、メーカー側にいちゃもんをつける人が多いように思います。

 

 

うまくいえないんですが、メーカー側が過大広告を出しているというより、一般層が評判をみて勝手に期待しているように思います。
それをみて
「メーカー側がそういう効果があると言っているんだな」
と思う人がでてくるわけですね。

 

 

メーカー側はあくまでも乳酸菌の効果を発表しているわけです。
ヨーグルトに効果があるとは言っていないです。

 

人によっては、メーカー側をずるいように感じるかもしれません。
でもそういったものが薬事法の制限のようなものなんです。

 

メーカー側もその乳酸菌を配合した製品が売れるようにするために乳酸菌を研究したり、調査結果を出したりしているわけなんです。
メーカー側も商売ですから!

 

狙いは効果を発表した乳酸菌を配合した商品が、売れるためなんです。
メーカーとしては乳酸菌のイメージが高くなれば、その乳酸菌を配合した商品が売れるわけですから。

 

 

 

 

 

乳酸菌で腸内環境を整えて免疫力を向上させる

乳酸菌は腸を健康にして、腸が健康になったことにより免疫力が向上します。
免疫力が向上すればインフルエンザウイルスに対する抵抗力が強くなるのはごくあたりまえのことです。

 

だからメーカー側が効果がどうこう言わなくても、普通に考えればヨーグルトを食べてインフルエンザ対策になるというのはありえることです。
でもそれは絶対ではないです。

 

ヨーグルトを食べても、インフルエンザにかかってしまう人もいると思います。
あくまでも可能性の関係であって、絶対ではないんです。

 

 

 

規則正しい生活をしたら風邪をひきにくいというのは
子供のころに親や教師からなんども言われていた

 

人も多いと思います。

 

 

ヨーグルトを食べ乳酸菌摂取のインフルエンザ対策は健康にいいことをしている1つのことに過ぎないです。
でも健康にいいことをしている点でヨーグルトを食べるということは、意味があることだと自分は思います。

 

 

いくらヨーグルトがインフルエンザによいといわれていても

 

ヨーグルトを食べることを強制する人は誰もいない

 

です。

 

本人が興味がでたのなら、ヨーグルトを食べて乳酸菌の効果に期待すればいいわけです。
本人が好きでやったわけなので、後から文句をいうのもおかしいと思うんです。

 

 

最近はヨーグルトや乳酸菌の効果がテレビなどで大きく取り上げられてブームになったりしています。

 

それを知った人が、勘違いしたりで批判したりするのだと思います。
でもそれは、本人の中でヨーグルトのイメージが大きくなりすぎた結果かと。

 

 

たしかに最近の乳酸菌の効果の発表や、乳酸菌サプリメントを販売しているメーカーの広告をみるとやや大げさな表現を使って、過大広告に感じることも多いです。
でもそんなのはテレビショッピングをみていても、それをすべて本気にするわけもないと思うんです。

 

ケンミンショーをみて、ゲストが食べて
「すごいおいしい!」
と言っているのをみても、大げさに言っているというのはだれもがわかると思います。

 

むしろテレビで
「あまりおいしくない」
なんていったら、もう呼ばれないですよ。

 

ある意味、テレビの収録が一回ストップするレベルです。

 

 

つまり結論をいうと・・・

 

乳酸菌を配合しているヨーグルトは
インフルエンザに効果があって当然だと思いますが
そういった効果をメーカー側が製品紹介に明記していることはない

 

ということです。

 

つまり過大広告だと感じている人はヨーグルトの効果や評判を、メーカー以外のところでみたわけです。
口コミや体験談を信じているわけですね。
後は自分の中でイメージが膨らみすぎている。

 

 

 

ダイエットもテレビで紹介されるとブームになる

ダイエットを例にすると、テレビで紹介されたダイエット方法が急にブームになったりします。

 

具体的に例を出すと、リンゴはリンゴダイエットが今では定番になっています。
ダイエットのためにリンゴを購入する人もいるかもしれません。

 

 

でも、それはリンゴダイエットが紹介される前はリンゴは果物の1つに過ぎなかったわけです。
そしてダイエットとしてリンゴが紹介されても、リンゴは別にダイエットのために存在しているわけでもないです。

 

でも人によっては、リンゴダイエットができると聞いて
「リンゴはダイエットするためにある食べ物」
だと思う人もいるかもしれません。

 

 

つまりリンゴが変わったのではなく
他の人の口コミや評判によって、リンゴはダイエットにつかえる食べ物
になったわけですね。

 

 

ヨーグルトも同じです。
確かにヨーグルトをインフルエンザ対策としてしか見れない人もいるかもしれません。

 

でも、ヨーグルトは食べ物です。
デザートとして食べる人もいます。

 

ヨーグルトはインフルエンザに効果があると紹介されてもヨーグルトです。
「インフルエンザに効果がなかったからヨーグルトは意味のない食べ物だ!」
というのもおかしな気がします。

 

 

言いたかったことは、ヨーグルトでのインフルエンザ対策は腸内環境を整えるのが目的になります。
インフルエンザ対策は腸内環境を整えることなんです。

 

ヨーグルトより腸内環境を整える手軽な食品があればいいんですけどね。
乳酸菌は醤油や味噌にも配合されていますけど、まさか醤油をごくごく飲んだり、味噌を舐めたりしていたら、塩分取りすぎで倒れそうです。

 

実際ヨーグルトより、身近に手に入り、続けられそうな食品があれば、ヨーグルトの需要も低くなるのかもしれません。