インフルエンザが流行するとはどのぐらいの人が感染するのか
よく冬になると
「インフルエンザが流行しています」
という言葉を聞きます。
テレビや、周りの人、多くの人が「インフルエンザが流行している」と口にしています。
でも、インフルエンザに感染していない人にとっては、どのぐらいの人が感染しているのかイマイチわからないと思います。
なので、インフルエンザにどのぐらいの人が感染しているのか調べてみました。
カゴメのインフルエンザ感染者数調査
まずはカゴメの調査をご覧ください。
【カゴメのラブレ菌インフルエンザ感染率】
【引用元サイトはこちら】
⇒http://www.kagome.co.jp/nyusankin/influenza/
これは2014年1月後半〜3月前半にラブレ菌を摂取した人と、ラブレ菌をしなかった人のインフルエンザに感染した確率です。
1月後半から3月前半ということで、約50日程度でしょうか。
その間に特に乳酸菌を摂取しなかった人たちは、23.9%で風邪やインフルエンザにかかっています。
ラブレ菌を摂取した人たちは、15.7%ですね。
なにも対策しなかった人たちは、50日程度の間に23.9%もの人が風邪やインフルエンザに感染したということになります。
これは5人に1人以上が風邪やインフルエンザに感染したと考えられます。
キリンのインフルエンザ感染数調査
キリンのインフルエンザ感染率についての調査はこちら。
【キリンのプラズマ乳酸菌インフルエンザ感染率】
【引用元サイトはこちら】
⇒http://www.health.kirin.co.jp/report01/
これは冬の12週間の間、プラズマ乳酸菌を摂取したグループと、プラズマ乳酸菌を摂取しなかったグループが、風邪やインフルエンザにかかった確率を調査したものです。
12週間ということで、80日ほどになります。
特になにも対策しなかった人は80日の間に35.1%もの人が、風邪やインフルエンザにかかっています。
プラズマ乳酸菌を摂取した人たちは、28.8%の人が、風邪やインフルエンザに感染しています。
結果的に3人に1人はインフルエンザに感染している
ラブレ菌やプラズマ乳酸菌でインフルエンザにかかる可能性が減ったというのをメーカー側はアピールしたいのですが、乳酸菌を摂取しなかった人たちのインフルエンザにかかる可能性に注目してみると
- 約50日間で23.9%
- 約80日間で35.1%
これだけの人が風邪やインフルエンザに感染したということになります。
つまりインフルエンザが流行すると、約80日の間に35.1%以上の可能性で感染すると考えられるでしょう。
35.1%というと、3人に1人以上の人が感染している
ということになります。
もし3人家族の家庭だったら、家族のうち1人は冬の間に風邪やインフルエンザにかかってもしかたないとも考えられます。
4人家族になると、もしみんな風邪やインフルエンザにかからず冬を越すことができたのなら、そうとう運がよかったといえるのではないでしょうか。
冬の間に風邪やインフルエンザにかかる可能性がこれだけ高いと考えると、インフルエンザ対策が注目されるのも当然のように思えてきます。
インフルエンザに感染しない人にとっては、インフルエンザに感染した人を見ては
「運が悪かったんだな」
「かわいそうだな」
と思うかもしれません。
自分はここ最近まったく風邪をひかないので、そういうことをよく思います。
よく風邪をひいている人は
「体が弱いんだなぁ」
と思うこともあります。
でも、はっきりいってそんな低い可能性ではないわけです。
人事ではないわけです。
むしろ、ここ何年か風邪やインフルエンザに感染していないのは、運がよかったといえるのではないでしょうか。
たしかにインフルエンザに感染する可能性より、感染しない可能性のほうが高いのは事実です。
でも、35%といえば3人に1人以上が風邪やインフルエンザに感染していることになります。
そう考えると、冬に外にでると多くの人がマスクをしているのも納得です。
冬に35%の確率で風邪やインフルエンザにかかっているというのなら、ここ3年間の冬の間に風邪やインフルエンザにかかっていないという人は、免疫力が高いか、運がいいのか、そういったことがいえるのかもしれませんね。
たしかに冬の間ずっと風邪やインフルエンザに感染しているわけではないでしょうが、人ごみの中には風邪やインフルエンザに感染していても外出している人もいるでしょう。
冬は人ごみをさけるというのは、大げさに思う人もいるかもしれませんが、無難なインフルエンザ対策といえるのではないでしょうか。